介護施設の職員が押さえておきたい感染症対策の手洗い

介護施設で行うべき感染症対策の基本が、手洗いです。手を経由して細菌やウイルスが体内に入り込むケースは多く、介護職員はより入念な手洗いを徹底しなければなりません。もっとも、手を洗えばよいというものではなく、洗い方に問題があれば感染症の予防効果は得られないので注意が必要です。

まずは水で普通に洗うところから始めるのが基本で、ここでは洗うというよりも、石鹸がよく泡立つように全体を濡らすことを心がけてください。水だけでも、細菌やウイルスの大半を洗い流せますが、介護施設の感染症対策としては水で洗うだけでは不十分で、石鹸の使用は必須です。

手洗いをする際は、石鹸で泡立て、まずは手のひら、手の甲といった大きい部分、そして指といった細かいところを洗っていきます。指と指の間、しわの部分、手首などは手洗いの際にスルーされやすく、細菌やウイルスが残る可能性が高いです。そのため、これらの部分を重点的に洗うのも大事です。そして、手洗いのやり方と同じくらい大事なのが手洗いのタイミングで、適切なタイミングでしっかり洗う必要があります。

代表的な手洗いのタイミングとして挙げられるのが、食事の準備や食事の介助の前、嘔吐物を始めとする感染症の感染リスクの高いものを処理した後、健康状態がよくない利用者の方と接した後などです。コツを押さえた上で手洗いを行ったとしても、手洗いが必要なタイミングをスルーしてしまっては意味がないので、手洗いが必要な時にしっかり手洗いを行うことも大事です。介護施設で徹底したい感染症対策に関するおすすめサイト>>>http://kaigo-kansentaisaku.com